3月11日の地震で足の踏み場がないほど店内がちらかっていましたが、停電の回復後 沿岸の被害の大きさに愕然とし、ショックと何度も繰り返し起こる強い余震の不安でなかなか壊れたものを片付ける気になれませんでした。10日ほどして、沿岸の委託メンバーともやっと連絡がとれ無事を確認できたので、とりあえずホッとして店内の片付けにとりかかりました。
建物の外部に被害がないか、外を見回っていたら駐車場の隅で、クロッカスの花が咲いているのを見つけました。厳しい冬もやっと終わり 待ち遠しい春が来るはずだったのに、この春を迎えられずに亡くなった方がたくさんいるのだと思うと、せつなくて涙がでました。
せめて津波の中、やっとの思いで生きのびた方たちが
これ以上つらい思いを味わうことがありませんように・・・。
明日から少しづつ、近くにある避難所でのことや 店の前
を1日に何度も往復している県外から応援にきてくれた
給水車のこと、支援物資を直接届けに行った人の話
など被災地の方が求めているものが少しでも多く届く
ように、私の聞いた話を紹介していきたいと思います。